カプセルについて
カプセルは、非定型分析のための自由で不定形な環境です。 必要な権限を持つユーザーは、独自のカプセルを作成してフォルダ内で管理することができます。 カプセルデザインモードは、分析ならびにシンプルなレポートや高度なビジネスモデルの作成のためのネイティブ機能を備えたツールとオブジェクトを提供します。
カプセルは画面とプロシージャの集合です。画面はレポートと見なすことができ、テーブル、チャート、ボタン、テキスト、その他のデータ視覚化機能など、さまざまなオブジェクトを含めることができます。 また、ライセンスとオブジェクトの設定に応じて、データエントリアクションやリアルタイムの計算、その他のデータ操作アクティビティも実行できます。
プロシージャは、カスタマイズ可能な一連のアクション(ステップとも呼ばれます)で、幅広いタスクを実行できます。たとえば、画面上で特定のイベントが発生したときにBoardデータモデルを更新するように設定したり、計算の実行、レポートのブロードキャスト、カプセルや画面間のナビゲートなどに使用したりできます。
画面
画面はカプセル内の単一のワークスペースであり、ダッシュボード、レポート、データエントリフォーム、またはこれらの組み合わせの形をとることができます。 画面は、基本的に、さまざまな方法でデータを操作できるWebページです。
各画面は細かくカスタマイズでき、それぞれ独自の領域と固有の設定を持ちます。 画面には、テーブル、チャート、ゲージ、ボタンなど、1つまたは複数の画面オブジェクトを含めることができます。 すべてのオブジェクトは、選択された多次元データモデルに対するクエリであるレイアウトの定義を通じて、データの取得、表示、管理を行います。
画面は1つのBoardデータモデルにリンクできます。この場合、すべての画面オブジェクトは、その特定のデータモデルからキューブとエンティティにアクセスします。
また、画面には、Boardプラットフォーム内のそれぞれ異なるBoardデータモデルにリンクしたオブジェクト(テーブルやチャートなど)を含めることもできます。 このような画面は、「複数データモデル」画面として定義されます。
画面をフォルダに整理して、見やすくし、メンテナンスを容易にすることができます。
カプセルはデータを保存しません。カプセルには、レイアウトで定義されたデータを表示するオブジェクトで構成される画面のみが含まれます。 カプセルを開くたびに、関連付けられたデータモデルから新たにデータが取得されます。
詳細については、 「画面について」 を参照してください。
カプセルの構造
カプセルには、通常、特定の画面やカプセルへの移動、データの更新、計算の実行、ブロードキャスト機能を使用した画面のエクスポートや送信など、さまざまなタスクを実行する複数のプロシージャが含まれています。カプセルプロシージャは、そのプロシージャを含むカプセルからのみトリガできます。
カプセル画面には、カプセル内の画面間を移動するためのボタンやメニューなどのナビゲーションオブジェクトを含めることができます。
カプセルはマスクを使用して簡単にカスタマイズできます。 マスクは、一度にすべての画面に適用できるグラフィックテンプレートで、レイアウトで定義されていないセレクタとオブジェクトを含めることができます。 たとえば、ナビゲーションオブジェクトを含めるマスクを設定することができます。マスクがカプセル内のすべての画面に関連付けられると、すべての画面が共通のナビゲーションパスを共有できるようになります。
また、カプセル全体で使用できる画像をアップロードすることもできます。
詳細については、 「スクリーンマスクについて」 を参照してください。
カプセルファイル
カプセルはファイルで、通常はBoardサーバが稼働しているコンピューターまたはクラウド環境の\Board\Capsulesディレクトリに保存されます。 ファイル名はカプセル名を反映し、拡張子は.bcpsです。
たとえば、Accounting.bcpsという名前のカプセルファイルが考えられます。
詳細情報: