カプセルデザインの概念とガイドライン

カプセルは幅広い目的に対応できます。 たとえば、次のようなカプセルが考えられます。

  • ユーザーがレポート、分析、モデルを作成して保存できる、非定型分析のための不定形な環境
  • 予算編成や実績予測などのビジネスプロセス全体にわたってユーザーを確実にガイドする、高度に構造化されたアプリケーション
  • ダッシュボードと経営レポートを提供するEIS(経営情報システム)アプリケーション
  • マーケティングキャンペーンの結果、製品発売の結果、またはその他のビジネス活動およびプロセスの成果を分析するプレゼンテーション
  • 財務レポート冊子、またはその他のレポートや分析の周期的な集合
  • データモデルに対して一連のメンテナンスタスクを実行するプロシージャ

 

カプセルの目的およびカプセルを操作するユーザーのタイプに応じて、次のガイドラインに配慮してください。

  • カプセルはフォルダに整理してください。すべてのユーザーに表示されるフォルダ、特定のユーザーグループまたは特定ユーザーにのみ表示されるフォルダを作成できます。 フォルダのセキュリティルールを使用して、カプセルへのアクセスと編集権限を簡単に管理できます。

  • カプセルのメイン画面(ホーム画面)では、カプセルの目的と内容について説明してください。 概要を説明するテキストと、カプセルの構成を示す図を必ず入れてください。

  • ユーザーが各画面の内容を明確に理解できるように、カプセル画面数は適度な数に抑えてください。 必要に応じて、新しいカプセルを作成し、カプセルから別の関連するカプセルへのリンクを設定することを検討してください。

  • 違いがほとんどない類似した画面を作成しないようにしてください。たとえば、選択対象のみが異なる、文言または画面オブジェクトがまったく同じ画面を2つ作成しないでください。 このような方法では、画面数が不必要に増えてしまいます。 すべてのユーザーは、代わりに選択ページャセレクタ、フィルタ、ドリルダウン機能を使用する方法を理解しておく必要があります。

 

画面を作成するときは、次のガイドラインに配慮してください。

  • 画面は数秒以内にロードされるようにしてください。 適切なロード時間を維持するために、使用するピクチャやロゴの数を制限し、データプレゼンテーションオブジェクト(チャート、テーブルなど)の数を制限してください。

  • 1つの画面に複数のレポートを含めることができます。 1つのレポートのみを表示する画面では、Boardの強力な分析機能を十分に活用できていません。 複数の画面オブジェクトを使用し、マスタ機能を活用してニーズに合った分析を調整してください。

カプセルの同時編集。 複数のユーザーが同時に同じカプセルで作業できます。 デザインの重複や競合を防ぐロックメカニズムは、画面レベルとプロシージャレベルで作動します。


2人のユーザーが同じカプセルで作業している場合、次のシナリオが適用されます。

  • 同じ画面またはプロシージャを同時に開発することはできません。
  • 他のユーザーの元で既にデザインモードになっている画面/プロシージャを編集しようとすると、ロックメッセージが表示されます。そのユーザーが作業中の画面/プロシージャを閉じると、もう一方のユーザーは画面を自由に編集できるようになります。
  • ユーザーが画面を作成し(保存はせず)、別のユーザーが同じタイトルで別の画面を作成した場合、両方のユーザーがその画面を編集および保存することはできますが、カプセルに作成される画面は1つだけで、最後の保存だけが保持されます。

 

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