プレゼンテーションについて
Boardのプレゼンテーションは、企業のデータガバナンスと個々の分析ニーズとのギャップを埋める大きな一歩です。 Boardの強力なプレゼンテーション環境により、ビジネスユーザーは企業レポート(カプセルの画面)のカスタマイズ版を簡単に作成し、個人用ワークスペースにプレゼンテーションとして保存できます。
プレゼンテーションは、最初に作成者(所有者)に関連付けられます。 Boardのコンテキストに応じたコラボレーションサービスと共有機能により、新しいインサイトを個々のユーザーやワークグループと即座に共有できます。すなわち、受信者に共有プレゼンテーションの編集を許可して、同じレポートで共同作業が可能です。
すべてのBoardユーザーは、ライセンスに関係なく、プレゼンテーションを使用できます。また、アクセス権のあるカプセルに基づいて、独自のレポートを作成できます。
プレゼンテーションは、カプセルと同じように、幅広い目的に役立ちます。 カプセルとの主な違いは、プレゼンテーションは個人用であり、共有されない限り、作成したユーザーのみがアクセスできるという点です。 何らかの理由でユーザーアカウントが削除されると、そのユーザーが作成したすべてのプレゼンテーションも削除されます。
たとえば、プレゼンテーションは以下の目的に使用できます。
- 最も頻繁にアクセスするカプセルの画面を個人用領域に保存する
- カプセルの特定のデータを共有し、チームの他のメンバーと内容を検討する
- カスタム分析(画面から開始した分析)の途中経過を保存し、後日完成させる
- 使用する画面とデータを定義する機能を活用して、カプセルのプリントアウトを作成する
スライド
プレゼンテーションはスライドの集合です。
1つのスライドには、1つのセクションヘッダーまたは1つのカプセルの画面を追加できます。
セクションヘッダーは、プレゼンテーションの内容を紹介し、後続のプレゼンテーションの表紙になる独立したタイトルスライドです。
スライドに画面を追加すると、スライドと画面の間にリンクが作成されます。その際、画面は、カスタム設定(プレイモードでカプセル環境に定義されたレイアウト、選択、ドリル、フィルタ)が適用された状態でスライドに表示されます。
スライド内のオブジェクトは、リンクされた画面をプレイモードで操作する場合と同様に操作できます。 詳細については、このマニュアルの「オブジェクトについて」と個別のオブジェクトのセクションを参照してください。
- 画面のレイアウト、選択、ドリル、およびフィルタを変更してからプレゼンテーションに追加すると、作成されたスライドには変更が保存され、変更が適用された状態でリンクされた画面が表示されます。
- 画面のレイアウト、選択、ドリル、およびフィルタを変更せずにプレゼンテーションに追加した場合、作成されたスライドにはリンクされた画面がそのまま反映され、編集モードのプレゼンテーション環境からレイアウト、選択、およびフィルタに変更を適用しない限り、変更は適用されません。
プレゼンテーションに画面を追加したら、対応するスライドを編集モードで開くことにより、プレゼンテーション環境でその画面のレイアウト、選択、ドリル、フィルタ(ページャ)を変更できます。 これらの変更は、プレゼンテーション環境でプレイモードに切り替えたときには保持されますが、カプセル環境のリンクされた画面には影響しません。
カプセル環境の画面に新規オブジェクトを追加すると、その画面が1つまたは複数のスライドにリンクされている場合、そのオブジェクトはカプセルとスライドの両方に表示されます。
プレゼンテーション環境から画面をプレゼンテーションに追加すると、作成されたスライドのデフォルトビューにはリンクされた画面(つまり、カプセル環境で開いたときと同じ画面)が表示されます。
プレゼンテーションにはあなたのセキュリティプロファイルが適用されます。これは、他のすべてのBoardユーザーにも当てはまります。つまり、同じプレゼンテーションでも、ユーザーのセキュリティプロファイルによって、異なるデータが表示される場合があります。
スライド内の画面オブジェクトでは、カプセルをプレイモードでナビゲートするときと同じインタラクティブ機能が使用できます。 また、ソース画面で関連付けられた同じデータモデルに基づくデータも表示されます。たとえば、データエントリアクションによってそのデータに加えられた変更は、プレゼンテーションに即座に反映されます。その逆も同様です。
カプセルと同じように、プレゼンテーションはデータを保存しません。リンクされた画面とそのオブジェクトをカスタム設定(カスタムレイアウト定義、選択、ドリル、およびフィルタ)が適用された状態で表示するだけです。スライドを開くたびに、リンクされた画面に関連付けられたデータモデルから新たにデータが取得されます。
詳細情報:
- プレゼンテーションワークスペース
- 編集モードとプレイモード
- 新規プレゼンテーションの作成
- プレゼンテーションの再生
- プレゼンテーションの複製、削除、名前の変更
- プレゼンテーションのエクスポート
- プレゼンテーションの共有