PowerPoint用Board Officeアドイン

はじめに

Microsoft PowerPoint用Boardアドインを使用すると、Microsoft PowerPointプレゼンテーションにDataView、チャート、コックピット、バブルチャートなどBoardデータベースから動的にデータを取得するBoardオブジェクトを統合出来ます。

Board PowerPointアドインによってサポートされているMicrosoft Officeバージョン

Board PowerPointアドインバージョン7.3は以下をサポートします。

 

Microsoft Office用BoardアドインはMicrosoft Office 2003及びMicrosoft Office XPにはインストール出来ません。Macintosh用Microsoft Officeエディションもサポートされていません。

 

Board PowerPointアドイン

Board PowerPointアドインをインストールした後、Microsoft PowerPointを開きます。以下の図はBoard PowerPointアドインタブを持つMicrosoft PowerPoint 2007を示しています。

 

PowerPoint_Add-In_Office_2007.png

 

 

Boardにオブジェクト(DataView、チャート、コックピット、バブルチャート)のいくつかを追加し設定する特長及び機能を持つBoardタブがPowerPointの他の標準タブとともに追加されています。以下のパラグラフでは、Boardアドインの特長が説明されています。

 

Microsoft PowerPointのBoardリボン

上図はBoardリボンですが、それぞれ6つのセクションに分割されていて一組の機能を設定出来ます。

セクションは以下の通りです(左から右)。

    1. BOARDに接続:BOARDサーバへの接続又はBOARDサーバからの切断が出来ます。

    2. 選択:Boardオブジェクトの選択基準の設定又は変更が出来ます。

    3. Boardツールボックス:BoardオブジェクトをPowerPointプレゼンテーションのスライドに挿入及び設定出来ます。

    4. 編集オブジェクト:スライド上にあるBoardオブジェクトを変更出来ます。

    5. 更新:Boardオブジェクトに表されているデータを更新します。

    6. オプション:BOARDサーバへの接続を行う設定及びBoardアドインの他のオプションの設定が出来ます。

 

BOARDに接続

[接続]アイコンをクリックし、BOARDサーバに接続します。Excel用Boardアドインで作業を開始する最初のステップはBOARDサーバに接続し、ログオンすることです。BOARDサーバへの接続はBoardクライアントと同じです。Board管理者によって設定されてない場合、接続パラメータの設定方法の詳細は、Boardクライアントオプションのページを参照してください。

 

接続が確立するとアイコンが変化し、サーバからの切断が出来るようになります。

選択

選択についてBoard PowerPointアドインは2つのレベルの選択を設定出来ます。

 

選択機能の使用の詳細は、「選択機能とは」及び後続のページを参照してください。

BOARDツールボックス

このグループのアイコンでBoardオブジェクトをプレゼンテーションスライドに挿入出来ます。利用可能なBoardオブジェクトは以下のとおりです。

 

オブジェクトをスライドに追加するには以下を行います。

 

 

Add_Dataview_in_PowerPoint.png

 

オブジェクト設定ウィンドウが開いている間、オブジェクトを右クリックしてコンテキストメニューにアクセス出来ます。各オブジェクトタイプに利用出来るメニューオプションは、Boardクライアント環境で利用可能なオプションと同じです。以下の図は、DataViewオブジェクトのコンテキストメニューを示しています。

 

Dataview_context_menu_in_PowerPoint.png

 

オブジェクトの設定プロパティの詳細は、第7章「カプセル」のオブジェクトに関する記述(DataViewチャートコックピットバブルチャート)を参照してください。 

オブジェクトの編集

Boardオブジェクトの設定や修正が出来ます。オブジェクトをクリックして設定又は修正するBoardオブジェクトを選択し、[編集]ボタンをクリックします。

必要な変更を行ってからOKをクリックし、変更を適用して、[設定]ウィンドウを閉じます。

 

オブジェクトが編集モードにあると、オブジェクトがサポートしている場合、ドリルダウン又はデータエントリを行うことが出来ます。

更新

この機能はプレゼンテーションの全てのレイアウトを再実行し、Boardオブジェクトに含まれるデータを更新します。

 

オプション

このアイコンはBoardアドインの設定パネルを開きます。この設定は通常、プログラムの最初のインストールの後に1度だけ行われます。 

 

Settings_Office_Add-In.png

ライセンスキーファイル

必要に応じてBoardライセンスファイルを選択し、Boardエンジンを有効にしてその場で起動します。スタンドアローンタイプのライセンスのみがここで選択出来ます。コンピューターのローカルハードディスクドライブに保存されたデータベースで作業をしていない場合、この設定は無視出来ます。

 

ローカルエンジン設定

コンピューターのローカルハードディスクドライブに保存されたデータベースで作業をしていない場合、これらの設定は無視出来ます。

 

Boardパス:データベースとカプセルが含まれるBOARDディレクトリの位置。

レポートの行上限:レポートの行数の最大値を設定します。このしきい値の目的は極端に大きなレポート(ランナウェイクエリ)を避けることです。

言語

Boardアドインのユーザインタフェース言語の設定を許可:ドロップダウンリストから希望する言語を選択します。