選択機能とは

選択機能では、データを取得する単一又は複数のインフォキューブの部分(スライス)を定義します。エンティティメンバーを選択することで、データベースから抽出されるデータは、選択済みアイテムのデータに限定されるので減少します。例えば、エンティティからサンディエゴを選択すると、インフォキューブから抽出されるデータは、サンディエゴのデータに限定されます。選択後、インフォキューブから抽出されたデータを表示する画面オブジェクトが全て更新されます。

選択は、画面のプロパティです。選択を行うと、画面から開始されるプロシージャを含む、あらゆる画面オブジェクトに適用されます。

階層に含まれているエンティティ部分に対して選択を行うと、階層に含まれている全エンティティに反映されます。例えば、エンティティからサンディエゴ市を選択すると、即座に選択が親エンティティ(カリフォルニアなど)と、集約度が低い下層のエンティティ(サンディエゴ在住の全顧客など)に反映されます。

選択機能には以下のようにアクセスします。

 

[選択]ウィンドウの例

 

[グラフィック表示]オプションは、階層に整理されたエンティティを表示します。

 

選択機能がアクセス可能になるのは、カプセル及びデータベースがオープン状態である場合に限定されます。

現在のカプセル画面が2つ以上のデータベースにリンクしている場合、[選択]ウィンドウにはデータベースごとに1つのタブが表示され、それぞれのタブにはデータベースの選択機能が用意されています。あるデータベースに対して行った選択は他のデータベースには影響しません。言い換えると、各選択が適用されるのは単一のデータベースに限定されます。

マルチデータベース選択の例