カードオブジェクトの操作

カードオブジェクトには、次のインタラクティブ機能が用意されています。

  • インタラクティブ選択

  • マスタ

  • 任意のドリル

  • ドリルダウン

  • 画面へドリル

  • ドリルプロシージャ

  • データエントリ

  • コンテキストメニュー(スライドツールバー)のその他の機能

上記の機能を使用してカードオブジェクトに加えた変更は、データエントリアクションを除き、画面から離れるか、更新すると失われます。

 

行ごとに設定されたエンティティのインタラクティブ選択

カードオブジェクトでは、カード要素内の行ごとに設定されたエンティティの1つまたは複数のメンバーを選択することによって、そのエンティティで選択を行うことができます。

たとえば、行ごとに設定されたエンティティが「国」のカードで、1つ以上のメンバー(つまり、国)を選択して選択条件として使用すると、画面上の他のオブジェクトがそれに応じて更新されます。

上の例でわかるように、選択を適用すると、画面上の他のオブジェクトが更新され、選択したアイテムのデータのみが表示されます。

カードオブジェクトに対して行った選択をリセットするには、オブジェクト領域の左上隅にあるリセットボタン()をクリックします

 

マスタ

カードがマスタオブジェクトとして設定されている場合、行ごとに設定されたエンティティのメンバーをクリックすると、画面上の他のすべてのオブジェクトによって表示されたデータが更新され、選択したメンバーに関連するデータのみが表示されます。 マスタオブジェクトの結果は、画面選択を適用した場合と同様です。

スライドツールバーの[マスタを無効化(Disable master)]アイコン()をクリックして、このオプションを無効にできます。 [マスタを有効化(Enable master)]アイコン()をクリックすると、再度有効になります。

 

任意のドリル

[任意のドリル(Drill anywhere)]ボタンでは、すべてのカード要素で使用できるデフォルトのドリルダウンを設定できます。
設定するには、次の手順を実行します。

  1. カード要素を選択し、スライドツールバーの[任意のドリル(Drill anywhere)]アイコン()をクリックすると、ドリルダウンできるエンティティリストが表示されます
  2. 目的のエンティティを選択して[OK]をクリックすると、ドリルが保存され、実行されます。

ドリルを保存すると、ドリルダウンアイコン()をクリックすることで簡単に再実行できます。

ドリルダウンの設定プロセスは、ドリルダウンしたいアイテムをダブルクリックして開始することもできます。
任意のドリル機能はドリルダウンウィンドウでも利用できるので、さまざまな粒度で独自のドリルダウンパスを作成できます。

 

ドリルダウン

任意のドリル機能を使用してドリルを設定したら、ドリルダウンボタン()をクリックして選択したアイテムで実行したり、ダブルクリックして実行したりできます。

 

画面へドリル

画面へドリルが設定されている場合、任意のドリルおよびドリルダウンアイコン()は使用できません。

この場合、カード要素またはカード要素に表示された情報をダブルクリックすると、カードオブジェクトから現在のカプセルの別の画面までドリルパスをたどることができます。

画面へドリルの設定に応じて、移動先の画面が次の状態で開きます。

  • カードオブジェクトで選択(またはダブルクリック)されたエンティティメンバーに基づく選択
  • 選択の継承なし

 

ドリルプロシージャ

ドリルプロシージャが設定されている場合、任意のドリルおよびドリルダウンアイコン()は使用できません。

この場合、カード要素またはカード要素に表示された情報をダブルクリックすると、設定されたプロシージャをトリガするか、使用可能なプロシージャのリストから選択することができます。

画面へドリルの設定に応じて、プロシージャが次の状態で実行されます。

  • カードオブジェクトで選択またはダブルクリックされたエンティティメンバーに基づく選択
  • 選択の継承なし

 

データエントリ

カードオブジェクトでは、数値データ、日付、テキスト、さらにはファイルのデータをキューブに入力できます。 詳細は、「キューブへのデータエントリ」と「データブロック設定」を参照してください。

キューブでデータエントリが有効になっている場合、次の例のように、カード要素内の対応する長方形の背景は象牙色になります(特に書式設定されていない場合)。

データエントリアクションを実行するには、長方形をダブルクリックしてデータを入力します(値の入力、ファイルまたはピクチャのアップロード、日付ピッカーからの日付の選択など)。

画面で[保存/元に戻す(Save/Undo)]モードが有効になっている場合は、値を入力した後、DataViewの左上にある保存アイコンを押すと実際に値がキューブに保存されます。 キーボードのF9キーを押して保存することもできます。

取消矢印アイコンを使用すると、最後に保存した値を復元できます(つまり、保存されていない変更はすべて破棄されます)。

保存されていない値は赤で表示されます。 保存アイコンを押すと、テキストの色が以前に保存した値のテキストの色と一致するように変更され、すべての変更がターゲットキューブに保存されたことが示されます。

レイアウトでデータエントリオプションを有効にすると、長方形に手動でデータを入力した後、DataViewの左上隅にあるコンテキストメニュー(スライドツールバー)に、保存/元に戻すアイコン(画面上で[保存/元に戻す(Save/Undo)]モードが有効な場合)が自動的に表示されます。

データエントリオプションは、ドリルダウンウィンドウのDataViewでも使用できます。 詳細については、「DataViewの操作」を参照してください。

 

コンテキストメニュー(スライドツールバー)

DataViewにカーソルを合わせると、左上隅にコンテキストメニューアイコン()が表示されます。 クリックすると、コンテキストメニューがツールバーとして表示されます。

コンテキストメニューには、上記のアイコンに加え、レイアウトアイコンも含まれています(別途設定されていない場合)。 このアイコンをクリックすると、レイアウトエディタが開きます。

コメントアイコンをクリックすると、オブジェクトに添付されたコメントがある場合は表示されます。 コメント設定によって、表示されるアイコンは、バルーンアイコン、疑問符アイコン、警告アイコンのいずれかになります

 

 

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