BOARDライセンスのインストールと有効化は、ソフトウェアのインストールプロセス中に行われます。ライセンスには以下の2つのカテゴリがあります。
ライセンスタイプがスタンドアローンかマスタかに関わらず、4レベルのライセンスが存在し、それぞれ異なる機能セットが提供されます。
上記のユーザライセンスタイプは、Microsoft Office 2007または2010用BOARDアドインを使用可能にするMS-Officeアドインライセンスによりアップグレード可能です。
マスタ又はサーバライセンスには、以下の特徴があります。
ライセンシングモード
ライセンシングモードにより、サーバによるエンドユーザのライセンスの検証方法が決まります。
BOARDサーバでは、以下の2つのライセンシングモードのいずれかを使用出来ます。
同時ユーザ:BOARDサーバによりログオンするBOARDユーザ数がカウントされ、特定の最大ユーザ数のユーザのみが同時に作業することが出来ます。例えば、50同時ユーザライセンスでは、50以上のユーザアカウントを定義出来ますが、同時に作業出来るのは最大50ユーザのみです。この制限に達しているときに、さらにユーザがログオンしようとすると、「Too many users logged-on」というメッセージが表示され、アクティブなユーザがログオフするまで待機する必要があります。
指定ユーザ:BOARDサーバでは、購入したライセンス数に等しい数のユーザアカウントのみを定義出来ます。
多次元エンジン
以下の3つのタイプのエンジンがあります。
Rエンジン:外部リレーショナルデータベースに存在するテーブルであるインフォキューブを管理出来ます(RDBインフォキューブ又はROLAPインフォキューブを参照)。
Mエンジン:BOARDの多次元データベースに保存されたインフォキューブを管理出来ます。
デュアルエンジン:リレーショナル及び多次元の両タイプのインフォキューブを処理出来ます。このタイプのエンジンでは、前の2タイプのエンジンが備える全ての機能が提供されます。
エンジンエディション
標準32ビットエディション又は64ビットエディションのいずれかのエンジンエディションを使用出来ます。
MS-Office
以下のタイプを選択出来ます。
Office for all(全ユーザ向けOffice):定義された任意のユーザに対して、MS-Office用BOARDアドインの使用を許可する/拒否することを可能にします。
Named(指定):固定された数のユーザ(指定されたユーザ)に対して、MS-Office用BOARDアドインの使用を許可することを可能にします。