置換式

置換式は、実行時に計算され、文字列を返す機能です。

置換式は、カプセル環境全体で特定のオブジェクトプロパティで使用できます。 たとえば、ラベルオブジェクトの[キャプション(Caption)]フィールドまたはデータモデルセキュリティプロファイルの定義において、あるいは画面の印刷レイアウトをカスタマイズする場合に使用できます。

 

置換式ライブラリ

すべての置換式は、@[entityname]を除き、大文字と小文字を区別しません。

 

式構文

結果

出力例(カルチャーEN-US)

@user

現在ログインしているユーザーのユーザー名を返します。

Susan Mayer

@username

@userの同義語

Susan Mayer

@capsule

現在のカプセル名を返します

Budget 2010

@screen

現在の画面名を返します

Forecast

@database

現在のデータモデルの名前を返します

Delta

@DTB

@databaseの同義語

Delta

@selection

選択が行われたエンティティの名前の後ろに、選択されたメンバーのカンマ区切り一覧が続くという形式で、現在の選択を返します。データブロック見出し内の@Selectionはブロック参照も表示します。 詳細は、下記セクションを参照してください。

Year: 2004, 2005

@[entityname]

指定されたエンティティの選択された(選択またはページャオブジェクトの)メンバーの一覧を返します。 エンティティ名は大文字と小文字を区別することに注意してください。
たとえば、@monthは、月エンティティの選択されたメンバーの一覧を返します。

24 / 60

@time

The string returned by the @time function is culture-sensitive and shows the current time when a Screen is opened.
たとえば、en-USカルチャーを選択した場合、出力は"h:mm:ss tt"となります。de-DEカルチャーの場合は、"HH:mm:ss"となります。ja-JPカルチャーの場合は、"H:mm:ss"となります。

7:55:30 AM

@time12

現在の時刻を"HH:mm"の形式で返します。 この関数はカルチャーの影響を受けます。

07:55

@time24

現在の時刻を"HH:mm tt"の形式で返します。 この関数はカルチャーの影響を受けます。

07:55 AM

@timelong

現在の時刻を"HH:mm:ss"の形式で返します。 この関数はカルチャーの影響を受けません。

7:55:30 AM

@date

The string returned by the @date is culture-sensitive and shows the current date when a Screen is opened.
たとえば、en-USカルチャーを選択した場合、出力は"M/d/yyyy"となります。de-DEカルチャーの場合は、"dd.MM.yyyy"となります。ja-JPカルチャーの場合は、"yyyy/M/d"となります。

7/19/2010

@datelong

現在の日付を"dddd, dd MMMM yyyy"の形式で返します。 この関数はカルチャーの影響を受けます。

Monday, July 19, 2010

@dateextendend

現在の日付を"ddd, MMMM dd, yyyy"の形式で返します。 この関数はカルチャーの影響を受けます。

Mon, July 19, 2010

@dateday

現在の日付を"MM/dd/yyyy"の形式で返します。 この関数はカルチャーの影響を受けます。

7/19/2010

@datemonth

現在の日付を"MMMM dd"の形式で返します。 この関数はカルチャーの影響を受けます。

July 19

@dateyear

現在の日付を"yyyy MMMM"の形式で返します。 この関数はカルチャーの影響を受けます。

July, 2010

@datetime

現在の日付を"MM/dd/yyyy HH:mm:ss"の形式で返します。 この関数はカルチャーの影響を受けます。

7/19/2010 7:55:30 AM

 

 

@selection

The @selection is definitely the most popular substitution formula and can be used in conjunction with several parameters to customize the final output. これは、あらゆるラベルまたはボタンキャプション、タイトル、ブロック見出しフィールドで使用できます。

 

式構文

結果

出力例

@Selection_Ex

選択が行われたエンティティの名前の後ろに、10個のアイテムに絞り込まれた、選択されたメンバーのカンマ区切り一覧が続くという形式で、現在の選択を返します(デフォルトでは無制限)。

Month: Jan.22, Feb.22, Mar.22

@Selection_Ex(Layout="Layout_Title")

レイアウト選択を返します。
画面選択とレイアウト選択を組み合わせません。

Layout=" "はデフォルト値です。

Country: Japan, Spain

@Selection_Ex(Layout="Layout_Title", Block="Block_Heading")

ブロック選択を返します。
画面選択、レイアウト選択、ブロック選択を組み合わせません。

Block=" "はデフォルト値です。

Sales person: Jim Smith

@Selection_Ex(Display="Code")

選択されたアイテムのコードを返します。
利用可能なすべてのパラメータは以下の通りです。

  • Code. 選択されたアイテムのコードを返します。
  • Desc. 選択されたアイテムの説明を返します。
  • CodeDesc, 選択されたアイテムのコードと説明を返します。
  • Default

Display=”Default”はデフォルト値です。

Continent: 03 South America

@Selection_Ex(Interval="Range_Item")

選択されたアイテムセットのどの要素を表示するかを返します。

利用可能な値は以下の通りです。

  • First
  • Last
  • Range
  • All

Interval="All"はデフォルト値です。

Month: Apr.22

@Selection_Ex(Limit="n")

選択されたアイテムの数(m)がnより大きい場合(m>n)、アイテムのコードや説明ではなく、m/M(Mは当該エンティティで利用可能なアイテムの数)が表示されます。 m<=nの場合、通常通り動作します。

Limit="MaxValue"はデフォルト値(制限なし)です。

Month: 4 / 72

@Selection_Ex(Entity="Entity_Name")

選択されたアイテム一覧の前にあるエンティティ名を非表示にします。

Entity=" "はデフォルト値です。

Oct.22, Nov.22, Dec.22

 

 

When the @Selection_Ex formula is used in a Layout title or Block Heading the Layout and Block parameter must be omitted.
Two or more @Selection_Ex formulas can’t be combined nor concatenated in the same script.
The @Selection_Ex formula can’t have another @Selection_Ex formula as a parameter: i.e. the formula @Selection_Ex(Layout="Layout_Title") won't return any value if a @Selection_Ex formula has been used in the Layout title.